当院では、まずじっくりと
患者様の話を聞きます

入れ歯作りについてDenture Making

入れ歯を作るのは職人的な要素が高く、作り手の技術がしっかりしていないといけません。
まず入れ歯を作るには型を取り、噛み合わせを取り、出来上がりをイメージして試適し、良ければ入れ歯が完成します。
100人の先生が型を取ると100通りの型ができ、全く同じ物はできません。自分の手で型取りを覚え勘を身に付けなければなりません。
噛み合わせは非常に大事な部分になります。
患者様がストレスなく一番楽な位置を見つけ、その位置に歯を並べて作っていきます。
当院では長年歯科診療に携わって来た経験豊富なドクターによる診療を行っています。

入れ歯作り初日
(1回目の治療)First Day

当院では、まずじっくりと患者さまの話を聞きます。(一番大切なことです)
現在使用している入れ歯の悩みや入れ歯の形を読み取る事がスタートです。
入れ歯にしてから今までの経過をお聞きし、何故そうなったのかを、私なりの考えとしてお話します。
実際の入れ歯づくりにおいても、患者さまの希望は希望として、できるかぎり取り入れてつくります。
一回目はここまででいいと思いますが、患者さまが希望されれば、その日のうちに第一段階の治療に入ります。
(忙しかったり、遠いなどの理由で、少ない治療回数を望む方もいます)

入れ歯作り2日目
(2回目の治療)Second Day

二回目にご来院された時に、どのように治療を進めていくか(治療方針)を決めます。
治療のことで不明な点がありましたらどんなことでも、何回でも納得するまでお聞きください。
患者さまが納得されるまで説明いたします。
それでも治療方針が決まらないことがあるかもしれません。
あなたにとって入れ歯づくりは、日常生活の良し悪しが決まる大切なことですから慎重になるのは当然のことです。
治療方針の決定は三回目以降、もっと回を重ねてもかまわないのです。
また、今までにつくった入れ歯を全て見させていただきます。
その中で一番良さそうな入れ歯を治療用の入れ歯として使っていきます。

入れ歯作りの準備
(3回目以降の治療)Third Day

総入れ歯の方

今使っている入れ歯しかないという場合は、使用中の入れ歯の複製を作り、治療用の入れ歯とします。
これは、使用中の入れ歯を治療用の入れ歯として使い、万が一、元の方が良かったとなっても元に戻せないためです。
治療用の入れ歯は、削ったり・肉付けしたり、粘膜調整剤を使って、これで大丈夫という段階になるまで高めていきます。
それから新しい入れ歯を作り始めます。

部分入れ歯の方

自分の歯がしっかりしていれば、すぐにでも新しい入れ歯を作り始めることができます。
グラグラと動く歯がある場合は、抜かなければならない歯と抜かなくてもよい歯にわけて入れ歯づくりを考えます。
抜かなけらばならない歯については詳しく説明して、患者さまの同意を得てから歯を抜きます。
どうしても抜きたくないという時には、やむ終えないので抜かずに新しい入れ歯を作る事もあります。
ただし、将来的に歯を抜くことになる可能性が高いので、歯を抜いた時のことを考慮して設計します。

入れ歯の製作Making

歯を全部並べて、患者様のお口の中に仮の入れ歯を入れて、納得頂いた後、最終の精密印象をとります。

概形印象(1回目の型採り)

入れ歯をつくるには、まず型(印象)をとります。
一回目の型採りは既成のトレーを使う概形印象です。
これによって、精密な型採りをおこなうための患者さま専用のトレーを製作します。

精密印象(2回目以降の型採り)

二回目の型採りからは精密印象になります。
患者さま専用につくったトレーを使って、より綿密にお口の中を写し取っていきます。
精密印象はもっとも気の抜けない作業で一回とは限りません。
お口の状態によって何回も採ることがあります。

かみ合わせの採取・調整Collection & Adjustment

かみ合わせを採取し、顎の動きを調べます。
入れ歯のかみ合わせを決めるには、顔貌・顎の安静時の位置なども参考にします。

入れ歯の調整と最終確認Adjustment & Check

かみ合わせや歯の色や形、そして出っ張り具合や歯並びを確認します。
状態がよければ入れ歯の仕上げに入ります。

このようにしてつくることで皆さまに満足していただける精密な入れ歯は仕上がります。
これは保険の入れ歯でも自費の入れ歯でも基本的には同じことです。